CGI エロマンティック
エロマンティック
27歳、未貫通。トンネルを抜けたら、そこは雪国。                                                        処女(あたし)だってエログが書きたい!
マジパンツ


『そんな小さな布切れ一枚で何ができるって言うのよ!』

『パンツができるよ』





加藤です。


そういえば、こないだ本屋で考えさせられる本を見つけたんです。

何か「パンツを売ってる少女たち」を描いちゃったドキュメントタッチの本なんですけど。

で、ところせましと少女たちの内面にぐぐっと迫ったりなんかしちゃうんだけど、
ほんとね、内面とかに迫る前に、まずそのパンツ売れんの?っつー話なんです。

遅ればせながら、私もね、今日とかね確実に穿いてるんです、パンツ。
もうね、パンツを穿かずして外には出られない、
パンツを穿かない日はないっつーくらいのパンツ愛好家です。

そんなヘビロテアイテム・パンツを手に入れるつったら、もっぱら、デパート。
大抵、三枚1000円くらいのを非常にお手ごろなお値段で
購入できちゃうんですよねー。

でもね、この少女たちの手がけてるパンツはね、全然相場が違うんですよ。
一枚が5000円〜万単位の世界ですから。

で、そのパンツにダイヤか何かついてんのかっつーと、
ほんともう、ご家庭でよく目にするような感じなわけです。

「ちょっと何かお高いんじゃないの?」
とか口を挟もうもんなら、裏から支配人っぽい人が出てきて、

「これ実は、使用済みなんで・す・よ」
とか小声で耳打ちされる。


それ長所?


つまりね、長所かっつーことなんです。

パンツの履歴書 書いたとしたら、「長所」の欄に「使用済みなことです。」って書いて面接通るかっつーことです。言いたいのは。


もうね、私くらい毎日パンツをはく人間としては、
パンツの決め手つったら、新しいことです。

畳と女房とパンツは、新しいものに限る。
もっと詳しくいえば、畳と女房のパンツと自分のパンツは、新しいものに限る。

ほんとね、新しければ新しいほどいい。間違いないわけです。

でも、毎日おニューのパンツなんて、家計の首を絞めかねないわけ。
だから、まぁしぶしぶね、洗濯したりして、やり過ごしてるわけです。

なのにね、支配人はまたこうも耳打ちしてくるわけです。


「洗ってません・か・ら!」


売る気あるのかっつーことです。
パンツの売れ筋、わかってんのかって。
つーか、パンツの気持ちわかってんのかって。

パンツに恥かかせんなってことなんです。

パンツにとって一番の恥は洗ってないってことですからね。

洗ってないことが、自分だけではなく、周りの人をも傷つけたりするからね。

日常生活で「え、パンツ洗ってないの?」って言われたら、もう社会人としては最期ですからね。


で、まぁ何が言いたいかって、「あなたにとってのパンツって何?」ってことなんです。


私のパンツなんかね、割とね わんぱくの名を欲しいままにしててね、
休み時間にトイレに行き忘れるチョイ悪な私を、どっしり支えてくれたりするわけです。
多少のミスなら、俺が全然カバーすっから!みたいな信頼関係がある。

私も私で、パンツのことは何でもお見通しで、
これ以上頑張らせたらアイツ潰れちまうな、とか
敏感に察知できる。ま、ちょっとクサイセリフだけど、絆っていうのかな・・。

そんな大切なパンツをね、
私のキラーパスを必死に受けてくれたパンツをね、
たとえ何万つまれたって、売りに出せるわけがないんですよ。

で、まぁ奇跡的にノーミスの日もあるわけです。
そんなパンツはね、殿堂入りですよ。もう。
パンツの完全試合ですから。

ヒーローインタビューでは「後半グッとこらえました」とか言うよ。


つーか、いわばね、私にとってパンツっていうのは、マジックペンのキャップみたいなもんなんです。

あいつがいなかったら、私みたいなフタのないマジックに近寄ってくる人はいないし、
さんざんまわりに痕跡を残したあげくに、カッピカピになっちゃうんです。
パンツが無かったら、もう、私は孤独だった。

そんなパンツを売り飛ばすなんて。

パンツもパンツで、確かにキャップはスゴイ優秀だけど、
キャップだけじゃ、あっても仕方ない。
穿いて初めてパンツなんです。

私とパンツの仲は、切っても切れないわけです。


でもね、私も もう27歳。色んなドラマが起こりえる年代なわけです。
忍び寄る殿方の影だって、この先 無いとは言い切れないんですよ。
つーか、今まで無かったことが不思議なくらいなんですよ。

別れは、ある晩 急に訪れます。

私とパンツの仲を引き離そうとする一本の腕。

「だめ・・」多分、私は言います。

するとパンツが、
「いいんだ。もう十分だ。
 オレより大事なやつが、できちまったんだろう?」

「・・そんなこと・・」

「オレは行くよ。」

「・・パンツ・・」

「泣き顔はお前に似合わないぜ」

「・・ねぇパンツ・・それって・・私達、もう・・さよならってこと・・?」

「いや。」

「・・・」

「オレはお前が困ったときは、いつ、どこにいても、必ず助けにいくぜ・・」



パンツ――――――――――――――――!











その人にとって、一番重要なものは何かを探るために、よくこういう風に質問する人がいる。

「無人島に1つだけ持っていくとしたら、何?」

ところが私はいつも、二番目に重要なものを答えることになる。


だって一番重要なものとは、無人島に流れ着いたときには、すでに一緒にいるから。


ねぇ、ぱんつ。





(あ、ここで山下達郎の「ずっと一緒さ」 お願いします。)




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生理も整頓。

27歳になりましたー!
もうね、堂々たる処女。

これがねー何かのRPGだったら、ジョブ「処女」の修得率はえらい事になってるはずなんです。マスターオブ処女ですから。

もう、これでもかってほどに色んな技が使えます。

多分、「節操」とかで結界とか張れるんじゃないかな。
「純潔」とか言おうもんならパーティ全員全回復ですよ。


あー、27かぁー。
きついなー。

27年、まったくの触らぬ神ですよ。
たたらないのに。

このまま天寿を全うしてしまったら、下半身の手付かずのエンブレムを外しつつ、

かみさまー、これさー、せっかく付けてもらったけど、あんま使わなかったわー。

とか言いそう。

したっけ、まわりのみんなが、

「えー、加藤、それ使わないでどうやってクリアしたのー?」

とか

「え、でも、それ使わないと、教会のイベントが発生しなくない?」

とか言うわけ。

全然余裕。
教会イベント起こさなくてもクリアできたし。

って言っても、

「だけど、それだと、仲間増やせなくない?」
「そうだよ、どうやって敵とか倒したのー?」


で、ここで、さっきのアレで、

「私、ジョブ「処女」だったから、もうね結界張りっぱなし。」

「それじゃ、契約の指輪とかどうやって手に入れたのー?」

「指輪を手に入れるイベント、起こらなかった。結界張りすぎたかなあ」

「でも、あれがないと、冠婚葬祭イベントが起こるたび、すごいMPが減らない?」

「うん、たまに回復のために「実家」に泊まったのに、MP回復しないときあるもん。」

「それじゃあ、どうやって回復してたの?」

「あ、大丈夫、私「ガラスの仮面」とか「ベルサイユのばら」とかの古文書は全部そろえてたから、MPは自然回復できるんだー」



っていうRPGがあったら、やりますか?
やりこんでも、やりこんでも、中野、出られませんけど。
6丁目あたりをグルグルしてますけど。


あとね、27年生きて思ったのは、
とりあえず、吸血鬼はね、いない。
処女の血、全然狙われない。
需要ない。

血と言えば、今月もね、またまた寸分の狂いなく、生き血の野郎がね、腰を低く「ちわーっす」って感じでやってきたんですけどね、

もうね、そんな三河屋みたいな顔で来られても、こちらとしてもね、
そろそろおたくとの契約も見直して行こうと思うわけですよ。

毎月毎月ね、勝手に見積もってくれては、「あー、今回も残念でしたねー。次回こそは、ご利用、よろしくお願いしますー」とばかりにね、垂れてくるわけだけど、

使うかなー、来月?子宮の方角は、全く使う見通しないなぁー。
って思ってんだけど、あいつの方は、

「や、でもー、いつ何があるか分かんないじゃないっすかー。
 わが社の子宮の方はね、スタンバイばっちりっすから!
 ばっちりな位置で構えてますから!」

みたいなテンションで、いつもねー、正直ねー、すげぇーんですよ、生理!

ほんとね、股間から血が出るんですよ?
殿方とか、考えてみたことある?

一番、デリケートな部分じゃないですか。
最も、出ちゃだめな場所じゃないですか。

松田勇作なんてね、腹から血が出ただけで、あんなに驚いてたんですよ?

股間から血が出ようもんなら、「なんじゃこりゃ」の一言じゃ片付けられないですよ。

それがね、27年も生きると、余裕ですからね。

余裕で、血流しながら、電車とか乗れちゃいますからね。
血、流しながら、suikaとかね使えちゃうから。ピッて。


でもさ、もう慣れたけどさ、一言 言わせて。


出すぎ。

張り切りすぎ。


ほんとね、パンツとかね、完全に誰か手にかけてる。
閑静な住宅街で、何か起こった感じになってる。

そりゃね、私だって大人です。
それなりの心構えや、準備だってね、してます。

でもね、たまに寝過ごした朝や、急な会議、あるわけです。

そんなふいな瞬間にね、いやーこれはワザとでしょー、ってくらいね、
あら、ダムか何かが決壊したかしら?っつーくらいね、
間違ったサプライズを起こしたりすんですよ。

ほんとね、自分が血だっつー自覚をもっと持って欲しい。

女子にとって血がパンツに付くってのは、
男の人で言ったら、歯にうんこ付いてるくらい不名誉なことなんですよ。

なのにだ、
毎月、毎月、ほんとこのサプライズの盛大なこと。


あのね、と、
ちょっと、そこに座りなさい、と。

冒頭でも述べた通りね、27年間、処女なんです、間違いなく。

でさー、このペースで行くと、多分、来月あたりも処女。

今までね、私の子宮に誰かがお住まいになった業績はね、ないの。
27年無人島。

だからね、そんなね、凝らなくていいから。
ザコ寝で大丈夫だから。
多分、泊まらないから。
ちょっとしたタオルケットとかだけで、十分だから。


つってんのに、毎月毎月、おめぇ、どんだけ子宮に こんもり作ってんだっつーの。
お城とか こさえてない?いらないよ?お城。

ほんとねー、毎月ねー、出てくるもんがね、すげぇの。
今日もねー、びっくりしたよー。
パンツん中、ロココ調。

もうね、ほんとさー、腕によりをかけすぎだからー。



で、まぁ、何が言いたいかって、

誰か、私のお城に住みませんか?

もしくは私の城を陥落してみませんか?

という話なんですけど。はい。




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カトウ式(処女という100%の避妊法)


仕事場の後輩から「出来ちゃったんですー」って相談されまして。

相談っていうか、完全な事後報告だったんですけど。
職場内でも、ケツから二番目くらいに教えてもらったんですけどー。

いやー、結構なんつーか、信頼されてる方かなーなんて、思ってたっつか、
あれ?おごったよね?二ヶ月前さ、ケーキ、奢ったよね、アタシ?

2週間前にもさ、一緒にご飯食べたよね、絶対。
相談する隙は、確実に与えてたよね?

出来ちゃったかー。
出来ちゃったかー。
そっかー。

いやいやいや、ごめん、正直、事後報告すらされてない。
飲み会の席で、他の人たちから聞いた。またぎき。
しかも、普通に「でもユミちゃん妊娠してるからねー」みたいなノリで。
周りの人たち、うんうん言ってた。
私もさ、うんうん確かにー、って言ったっけ、実のトコ初耳。
思いっきり知ったかぶっちゃったー。
ユミちゃん、何?妊婦なの?ねえ?そこんとこ詳しくー。
って思ってたら、

「加藤は、何て話きいてる?」みたいな風向きになってて。
はい、私、加藤なんですけど。
恐れ多くも、新人のユミちゃんの指導者という立場をおおせつかってるんですけど、

みじんも、聞いてねぇー。寝耳に水ー。彼氏すらいると思ってなかったです、はいー。

でも、うんうん言ってた手前、

「あ、まだ詳しくはアレなんですけど、どうやら妊娠してるみたいだって…えーっと、確か、三ヶ月くらいだったような・・」

みたいな、もうね、汗だくですよ。
妊娠つったらやっぱ3ヶ月でしょーっていうサジ加減だけの発言。
したら先輩たちも先輩たちで、そんな私にね、

「これから、産むのかさー、仕事とかどうするのかさー、
 それとなく聞いといてよ」

みたいなミッションをね、もしくはインポッシブルの方をね、さらっとね、与えてくれちゃうんですよ。

ほんと、身の丈とか考えてー。
私、できちゃったことすら、教えてもらえなかったんですー。
つーか半年近く一緒にいて、好きな芸能人は平岡裕太ってことくらいしか教えてもらってないんですー。つーか、平岡裕太くらい、私だって朝飯前で好きだったっつーの。
そんなことを「マジでー?」「ヒミツですよー」とか言ってコソコソ教えあう程度の師弟関係しか築けていない私たちに、
産むか産まないかとかね、そんなディープな話題、どうやったら、どうやったら、「それとなく」なんてね、聞けるかっつーの。荷が重いっつーの。
っつーか、むしろプライベートの面では、あっちが完全なる師匠で、こっちは全般未知の領域なのに。

でもね、上下関係って恐ろしいものでね、「聞いてみまーす」ってツルって言ってました。一種の条件反射だと思う。



で、昨日昼休憩の時、

「えっと、なんか、あれだって?妊娠…体調とか大丈夫?」

みたいなね、もうね、何かこっちの方が気ぃ使ってね、
こうね、完全に変な間合いで切り込んじゃったんですよ。タモリの話してたのに。

したらね、あからさまにね、「え?」みたいな顔するんです。
驚きの「え」じゃなくて。
不良で言えば「あー?」みたいなタイプの「え」でした。

もうね、新人相手なんですけど、完全に萎縮。
期待のルーキー登場かなって。
なんかもう、私なんかが、口を出すことじゃないっつーか。

したら、
「あれー?加藤先輩に言ってませんでしたっけー?」
みたいな、
「あれー?言った気になってたー」
みたいな、
で、最終的に
「加藤さん、忘れちゃったんじゃなくてですかー?」
みたいな。

もうね、場所が場所なら「何時何分地球が何回回った時っ言ったの!!!」ってね、喉の辺まで出かかったんだけど、
なんつーの、指導者と指名を受けたときから、もう、娘だと思って育てようって、実の娘だと思って愛していこうと決めてたんです。

だから、えっと、「どうしよっか」ってことを、オブラード十二単くらいにきせて話したんだけどね、ユミちゃん曰く

「避妊してたのに、彼が しくったんですよー」

とのこと。

「外出し、へたくそなんですよー」

とのこと。

「外…っ、それは避妊っつーか…」

「え?加藤先輩はゴム派なんだー」


うちの娘に限って・・・!!


ユミちゃん・・・、注射が不安ですって泣いてたユミちゃんの…病気のこと、もっと分かる様になりたいんですって頑張ってたユミちゃんの、同じ口から、そんな言葉が。しくったとか。

そして、私は、ゴム派なのか。
来月のあたまあたりに、このペースでいくと、確実に27になるんですけど、生まれてこのかた、ゴムの恩恵に授かったことは無いのにゴム派なのか。


「(ゴムはあえてスルーして)
 でもさー、外って言っても、そうそう上手くはできないっていうか」

「えー、上手い人は上手いですよー」

この辺でね、もうね、完全に出来レースなんですよ。
嫌な予感したの。
あー、加藤やべぇ。
加藤、絶対負ける。
引き際って言葉を思い出せ。

「で、でもさ、上手くてもさ、100パーってわけにはさー」

「そりゃ科学的には100じゃないでしょうけど、
 私の経験的には、人によってって感じですよー」


あら?

あら今?

え?
なにそれ。
ちょっと待って。
今さ、今さ今さ今さ、サラッとさ、私の「100パーってわけには」っていうセリフをさ、「科学」で くくっちゃった?
そっちに分類されちゃった?
待って待って待って。
経験かもしんないじゃん。
なんで、私の統計だけ、文献参照みたくなっちゃってんの?
確かにね、ほんとねナケナシのセリフでした。雑誌の受け売りです。参照しまくりです。
でもさ、知らないわけじゃん?ユミちゃんは。
私が経験で言ってる可能性も捨てきれないはずじゃん?
ってことは、何かな?イメージかな?
経験少ないゴム派のイメージ先行かな?

って思って、気づいた時には

「いや、別に、科学的ってだけじゃなくて」

って言っちゃったような、言ってないような、言ったかなー、私、そんなこと。

「え?加藤先輩の経験上そうだったってことですかー?」

「いや、だからー、経験っつーかー」

頑張れ。頑張れ、加藤。

その時ね、ユミちゃんが言ったんです。

「例えば?」

って。


例えば?
例え話もアリなの?


「例えばね、・・・ゲロとか。」

「え?(不良でいうところの「あー?」)」

「えっと、気持ち悪くて、我慢できないときゲロが出ちゃうじゃん?
 同じ人でも、酔ったとかで上手いこと便器に出せることもあれば、
 ほんと具合わるくて、公衆の面前で吐いちゃうこともある。
 その状況によるっていうか。
 だから、ほんとは吐きそうな時は、いつも万全に
 酔い止め飲んだり、エチケット袋持ったりってするべきじゃないのかな。」


自分でも、すげぇと思った。
これは、加藤、やったんじゃない?って。

したっけユミちゃん、

「あれ、今って外だしの話してたんじゃなかったですっけ?」

って、あっ!通じてねぇ!




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三日に一度は一線越えてる。


医学はその輝かしい発展と共に、私の上に暗い影を落としている。

今日、私に微笑むのは、光なのか はたまた闇なのか。



ってことをね、もう三日くらい前から言いたくて言いたくて。

ほらね、私とかね、何の因果か国家相手に「看護師でオーケー」みたいなお墨付きをね、頂いちゃってるわけで、白衣に身を包み放題の包みっぱなわけですよ。あ、今日も包んどいたよーみたいな商店街っぽさで。

そんな私だもの、たまにはね、ガツンとね、医療界にね、言ってやりたい。提言したい。
厚生労働省とかね、現場にほんと耳とか傾けてほしい。



えっとね、薬って色々あるじゃん。

それをね、伝票見ながら捌いてたわけ。

松本さんには目薬さして、吉田さんには内服飲ませて、
えっと田中さんには座薬かぁ・・・。って。

もうね、他人様に座薬入れるってだけでも激しい仕事だなーって、
思ってたわけ。

で、次。



「 渡辺花子   膣錠 」



何かの手違いじゃないっすか?

そんな単語ありましたっけ?

えっと、そこはですね、とても「錠剤」の付け込む隙があるポジションじゃないっつーか。

ち、ちち、膣って、だって、ねぇ?
そんな、常備薬とかがあるようなフランクなお付き合いをしちゃう場所でしたっけ?


一応、先輩にも確認した。

「いやー、まさかねー、いくらなんでも、これは無いっすよねー。
 これがOKなら何でも有りっすよねー」
みたいな感じで。

「あるよ」
あ、先輩、案外真顔。


膣錠。
有りらしい、医療界では。
暗黙の了解らしいです、膣錠。

無茶、だ。

だって膣ってアレよ?
あの膣のことだよ?
あたしだって、未だ生で拝んだことはない、あの お方ですよ。

近くにいた、同期にも話しかけた。
「これ・・・ち、膣錠っつーの?やったことある?」

「あー、あるよ」

おまえもなの?
4年間、共に学んだおまえも、そんなことペロっと言っちゃうの?

「え、え、え?これさ、どうやってやんの?」

「別に、普通にだよ」


普  通  じ  ゃ  な  い  で  し  ょ  !

これ、普通のことじゃないでしょ!
これが「普通」にカテゴライズされちゃったら、この世で起こる大抵のことは普通のことになっちゃうでしょ!


とはいえ、「普通に入れるだけ、らしい」(同期談)。


そこまで言うなら、入れましょう。
こう見えてもね、ナースのはしくれ。
入れるときは、ガツンとね、入れちゃうよ。


で、まぁ病室に行ったんだけど、渡辺さんと初対面。

膣の方にお薬を〜なんつっても、渡辺さん「はいー」なんつって、どんだけ無防備なんだっつーの。

ほんと、何か、渡辺さんの人生に初登場の、えっと、赤の他人の、えっと加藤って言うんですけど、

いいのかしら?入れて。膣錠とか、入れて。

と、パンツを脱がした時点で思ったんですけど、
どう考えても、あたし達・・・そこまでの仲じゃないよね・・・?

膣とか、そういうのってもっと、
知り合って、仲良くなって、時にはケンカしたりして、でも何だかんだで仲直りとかしちゃって、いつの間にかお互いが空気みたいな存在になりながらも、確実な信頼関係っていうか、
そういう確固たるものの先に、膣があるわけで、

こんな見ず知らずの加藤に、膣のポジションを許しちゃっていいの?

しかも、私、自分の膣にすら挨拶を交わしたこともないのに。



膣錠。
医学はその輝かしい発展と共に、私の上に暗い影を落としている。
今日、私に微笑むのは、光なのか はたまた闇なのか。

心を決めて、薬の封を切ると、これまた、結構でけー。決心揺らぐわー。

錠剤の枠、ギリッギリ。
十円玉みたいな形。

おいおい、と。
ちょっと待てよ、と。

せめて、なめらかな丸い形でしょう。
自動販売機じゃないんだから。

とにかく、指に乗せてみた。

ねぇ、口じゃだめなの?経口摂取じゃ駄目だったの?

いやー自分、膣専門っすからー。みたいな。


入れました。満を持して。


入れて、さ。
入れてつーか、今まさにね、入れながら思ったんですけど、

膣って、どっからが膣なの?

自分が膣と思った時点で膣なのか、
いや、自分の限界まで進んでこそ初めて膣に辿りつけるのか、
はたまた、家に帰るまでが膣なのか、

悩んだ末に、結構ね、手前で引き返してきました。

ほんとね、迷子になるかと思った。



そうやって、私たちナースはいつも迷いながら白っぽい巨塔を支えてるよー。
看護師増やせー。
厚生労働省とかね、とりあえず、膣錠入れてから話ししようや。



あ、やべ、加藤ステキ。今夜、私に抱かれたい。
明日あたり、礎(いしずえ)になっちゃいそう。


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乳との遭遇

今日という今日はね、もうハッキリさせようと思って。
白黒付けようと思いましてペンを取ったんですけどもね。


私はね、この世で、 おっぱい ほど疑わしいモノは無いんじゃないかなって思う。

乳とか言っちゃって、おめぇ…何様のつもりだって、言いたい。


もうね、一歩外に出れば、巨乳がどうしただの、あいつのスイカップがすげぇだの、いや、俺は貧乳も嫌いじゃないっつーか、だの、もう引っ張りダコじゃないですか、乳という乳が。

乳の話題で持ちきりじゃないですか。

女の子も女の子で、形がくずれるとか言ってブラ選びとか、すっごいじゃないですか。
牛乳とか飲みまくってるじゃないですか。


マジか、と。
いいのか、と。
騙されてんじゃないか、と。

いつまでもアイツを乳の座に君臨させていていいのかって。


例えば、足。

足、結構、頑張ってる。
足がいなかったら、移動とかホント困難になる。
道端のウンコとか避けずらくなる、異常に接近戦になる。
ありがとう、足。

例えば、手。

手の努力も尋常じゃない。
もうね、日常のほとんどの事を、甲斐甲斐しく手のヤツがやってくれてる。
汚いことは全部、私に代わって、手が請け負ってくれる。
ありがとう、手。

はたまた、ケツ。

こいつらが二人いてくれて良かった。
もしケツが二つに割れてなかったら、ほんと肛門とかね、表舞台に躍り出て、ヒドイ目にあってたと思う。
ありがとう、ケツ。


で、乳、おめぇ。

あれ?

おめぇ、寝てた?

人の話ちゃんと聞いてた?


もうね、乳のね、仕事量がね、ないの。
毎日が夏休みになっちゃってんの。

目にしても、指にしたって、毎日セカセカ働いてるのに、
かたや乳。全然、動いてねぇ。棒立ち。

気を許すと、軽くうなだれちゃったりしてる。

もうね、完全にニート化しちゃってるんですよ。

なのにね、やたらウハウハでしょ。
乳っつーだけで、レースの下着とかに包まれちゃって、
乳っつーだけで、みんなの視線を独り占めして、

男『なーなー「いっぱい」の「い」を「お」に変えて言ってみて』
女『やっだー!もぉー!』 ヤイノヤイノ 

あわよくば、クイズ形式にまでされちゃってんですよ。

え、こいつ、そんなにイイ仕事すんの?
って、見てみたら、全然使えねぇわけ。
契約一つ取ってこない。
なのに、この待遇。


もうね、男女の交わりにおいてはね、
あわよくば我先にとね、男子と戯れたりしちゃうわけですよ。

待てよ、と。
そこはね、大人になれよ、と。
だから、ここはひとつ乳には、

「いやぁ、自分なんて、まだまだ半人前っすから、ほんと、足ニイサンより先に揉まれるなんて、ほんと、自分、自信ないっすから」

くらい言って欲しい、したら、まぁ足も足で、

「ばぁか、オレはお前のこと、弟子とか以前に、弟のように可愛く思ってんだぜ。だからオレに今更遠慮なんて無用だぜ。これも勉強だと思って、ここは黙って揉んでもらえ」

「足ニイサン…(ニイサンはいつも未熟なボクのことを支えてくれた。ねぇ、足ニイサンこそ、本当はボクが探し求めていた、生き別れになった本当のお兄さんじゃないのかな。いや、今はこんなこと考えてる場合じゃない)ニイサン、ボク、ニイサンに最高の初舞台を見せるっす!」

したら、それを影で見てた左足のやつが、

「あいつ、ちょっと見ないうちにデカクなりやがって。いいのか右足?本当のこと言わなくて。お前が生き別れになった本当の兄だって…」

「いいんだ…乳には乳の、足には足の、…生き方があるんだ」


とかだったら、ちょっと泣ける。

あ、やべぇ、全然エロくない。



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プロフィール

加藤はいね

  • Author:加藤はいね
  • 苦節27年。
    あたしにとって処女とは、境遇とか出会いの無さとかを超えた「宿命」のようなものだ。
    あたしの陰部には、人類一億年の英知を持ってしても決して解くことができなかった封印が今も、ある。(誰か解け、いい加減)
    でも、恥じたことなど一度もない。
    あたしだけが、バージンロードを堂々と闊歩できる。
    あたしだけが、巫女になれる。
    あたしだけが、生け贄になれる。
    あたしだけが、NHKでも放送できる。
    あたしだけが・・あたしだけが・・
    あたしだって・・
    ・・ただっ、どうしても、
    一度でいいから、エログが書きたかった・・。

    エロマンはエロ浪漫。
    エロマンはエロ(ウー)マン。
    エロマンは処女の書くエ論。


    ←メールでも…

    ↓そんな私の巣窟!(HP)






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